弱小軽音サークル出身の人間がなにわ男子の「初心LOVE」を考察してみた
こんばんは。DDです。
本日、なにわ男子のデビュー曲「初心LOVE」のMVが公開されました。
先日、Mステで初めてフルVerを聴いたのですが、一瞬で虜になりました。
今更ながらMステ初心LOVE見てるんだけどまじで良いな これがデビュー曲で初披露とか羨ましすぎる…
— 笹 (@8181lingnai) 2021年10月16日
「何がどうなっていてあんなに凄いのか?」何度も何度も聞いて考察してみたので、備忘録的にまとめておこうと思います。
考察してみた
もっとあんな恋がしたくて こんなはずじゃなくて
ハジメテは全部キミだけ 一歩ずつ叶えよう
My First Lover…
キーはE♭。
西畑くん→流星くん→みっちーの順に、サビのメロディーから始まります。
「サビから始まる」という構成は、最近のJ-POPにおいては定番と言っても過言ではないでしょう。
サブスクでたくさんの音楽を聴けるようになった現代、少しでもリスナーを「おっ」て思わせて、飛ばさず長く聴いてもらうための手法らしいです。最近全部これやん。
キラッキラのイントロを挟んで、ここで1回転調します。キーはG♭。
心がざわめく はじまりの予感!?
あの子が気になって 気づけなかったんだ
君の瞳の行く先が 僕だってことを (いじわる…すれ違い)
音数めちゃくちゃ少ないです。主に目立ってるのはピアノとバスドラといったところでしょうか。
「はじまりの予感」って感じがしますね。ここから何か起こるであろうことを想像させてくれます。
本音を知りたいのは 僕も同じです
何度も見返すタイムライン 恥ずかしいほどホットライン
Ah 誰かにみられたらどうしよう… (こうしよう…ああしよう)
テンポ感は同じだけど楽器が増えることによって、物語の展開が「はじまり」から少し進んだことが分かります。
「何度も見返すタイムライン 恥ずかしいほどホットライン」の三連符、良いですね~
自分ばっかりで もうバカみたいだ
そのくせ目が合えば 夢みたいだ
ここでドラム消えるんですよね。
ドラムが消える=軸が消える、っていう気がしていて、「バカみたい」なぐちゃぐちゃした気持ちとか、「夢みたい」でふわふわした気持ちとかを表しているんじゃないかなと思いました。
ここのアコギが主軸になる感じ、めっちゃ好きです(個人の感想)。
ハートの傘に二人並んだ
ここでドラムが帰ってきて、音が増えて段々盛り上がってきますね。
「ハートの傘に二人並ん」で、主人公のドキドキが増していくのが伝わります。
うそでしょ… 運命(キセキ)は待ってたんだ
ここで楽器がほぼ全部消えます。
天才か?
「うそでしょ…」と、まるで自分と相手しかいない空間が見えているようです。聞いていて、私は曲同様頭が真っ白になりました。
そしてここから転調。E♭に戻ります。
もっとあんな恋がしたくて こんなはずじゃなくて
シュンとなってキュンとなって 初心(うぶ)だね
磁石みたいにまたくっついて離れて OMG OMG
恋は暇じゃないさ
ベル、ストリングス、ピアノ、キラキラの三連単です。フルコンボだドン。
「くっついて離れて」のところ、少し外したコードとメロが特徴的ですね。現代っぽい。
「OMG OMG」の三連符も良いですね。
ここからガラっと雰囲気が変わります。
何から伝えて… (どうにかなりたい?)
神様お手上げ (どうにもならない?)
ここで突然SMAPみたいになりますね(言い方)
一気にリズムが変わって、ファンクっぽくなります。
跳ねた感じのリズムになってるんですよね。難しい言葉で言うとバウンスビートってやつです。
根本的にリズムが変わるのもそうなんですが、楽器の音色が変わるのも大きな要因かなと思います。シンセサイザーっぽい音が入るのと、ベースの音の変化が特に分かりやすい。
たった一言で 世界は変わるのさ
不思議なことに、ここから段々元のキラキラな曲調に戻っていくんですよね。
どうやって戻ってんねんと思ってよく聴いたら、リズムは変わってないけど西畑くんの歌メロが音符長め(=リズムの跳ねた感じに関わらないように作られている)から、跳ねた感が薄まったように聴こえる+ストリングスを始めとした元のキラキラ楽器が戻ってくる、この2つの要素があって徐々に”戻って”聴こえるのかな、なんて思いました。
後続のキラキラした曲調に馴染むようにしてだんだん戻って行く。驚きました。
ここから完全に元の曲調に戻ります。
ずっと離れたくなくて でもやっぱ言えなくて
ハッとなってギュとなって
THE落ちサビ。ピアノが主体です。
ちなみにMVを見た際、ここの目合わせて逸らしてくる長尾くんがヤバすぎて、通勤電車で人権失いそうになりました。
君の言葉ひとつで 僕の心ざわめくんだ そうさ
盛り上がっていきます。
MVで言うとライトがパッパッパッって3つ点灯していくところですね。
ねぇ、今もだよ
ッハーーーーーー(語彙力)
道枝担が生きて帰ってきているのか気になります。ブログの趣旨が変わってきとるんよ。
1番サビ前の「うそでしょ…」はウィンドチャイムのような音がうっすらありましたが、ここは完全に無音です。みっちー引き立ちまくっています。
何かが弾けるような音がしてラスサビに行きます。
キーはE。
あんな恋がしたくて こんなはずじゃなくて
ハジメテは全部キミだけ
磁石みたいにまたくっついて離れて OMG OMG
恋は暇じゃないさ
個人的に、ラスサビでベースが動くっていう展開が大好物なんですよね〜〜〜
転調に加えて、他の楽器は同じ感じで鳴ってるのにベースが動くことで盛り上がりが増すのがすごく好きです。
Lalalalattta Lalalalattta
出会ってしまった 君は太陽
大橋くんのフェイク、天下一品ですね。切り込み隊長って感じがします。
そしてこんな終盤に来てまだ曲調変えてくるのか…リズム感が良いですね。
「君は太陽」の振り付け、威嚇するレッサーパンダみたいで超可愛いと思います。めっちゃ褒めてます。
Lalalalattta Lalalalattta
こうしよう二人は めげないロミジュリ
めげないロミジュリって何?
大学の授業で英文学を扱っていたから、本家のストーリーはよく知っているはずなのに、余裕で意味が分かりませんでした。最後の最後に大トンチキ入ってきてめちゃくちゃワロタ。これがジャニーズか。最後まで気を抜けませんでしたね。
「初心LOVE」は「ダイヤモンドスマイル」を超えたのか?
「なにわ男子がデビューする」
この情報が流れた時、Twitterのタイムラインでよく見かけたのが、
「ダイヤモンドスマイルを超えるデビュー曲、めっちゃハードル上がっちゃうね」
こういった内容でした。
そこを優に超えてきたのがJazzin' parkのお二方ですね。
「ダイヤモンドスマイル」も、King & Princeの「koi-wazurai」や「恋降る月夜に君想ふ」も同じチームなのですが、ジャニーズのキラキラ楽曲においては右に出る人いないんじゃないかと思っています(※個人の感想です)。
ただキラキラなだけじゃない。
各セクションごとにコロコロ雰囲気を変えて、ジャニーズ的なトンチキ要素も散りばめて、最後までリスナーを飽きさせない。
まさに、ただの王道アイドルではなく笑いやクールな一面も持ち合わせている、今の彼らにふさわしい楽曲になったのではないか、というのが率直な感想です。
「なにわ男子のデビュー曲がこの曲で良かった」
「こんな曲貰えて羨ましい」
自担・他担共に、こう言われるに値する楽曲なんじゃないかと思います。
同じキラキラ王道アイドルと言われているキンプリ担なので、勿論若干不安ではあるのですが
CDが発売されたら、真っ先にCDの良い音質を良いイヤホンで聴きたい。
11月12日まであと1ヶ月を切りましたね!とっても楽しみです!