King & Princeに花束を

2019年3月25日

卒業旅行中たまたま見ていたしゃべくり007に映っていた5人。

友人の「この子ら最近デビューしてな、ダンスも歌もめっちゃ上手いしみんな面白いねん」という紹介。

 

2019年7月6日

これまたたまたま見ていたTHE MUSIC DAYでのジャニーズシャッフルデビュー曲メドレー。

Ultra Music Powerの冒頭で抜かれた、金色の王子様衣装を纏った永瀬廉さん。

 

インディーズバンドを追って小さなライブハウスに通い詰めていた私の人生は、ここから大きく変わることになった。

 

2022年11月4日

FCの更新を見て、時間も音も世界の全てが止まったような感覚になったのをよく覚えている。

苦しくて仕方なかった。

先輩方の件もあって「永遠なんてないから」と分かっているつもりでも、同時に「キンプリは若いし売れてるし大丈夫だろ」と思っていた。全然大丈夫じゃなかった。

売れている、程度では繋ぎ止めることができなかった。

 

それでも発表から今日に至るまでの半年間、King&Princeは全速力で走りながらファンに愛を届けてくれたなと感じる。

4ヶ月連続リリース、度重なるドラマや映画の出演、FCのゲーム企画やオフショットなど。追えなくなるほど供給が凄かった。

 

5月20日放送のキンプるとVenue101を見ている時、今までのことが走馬灯みたいに駆け巡っていた。

ボケ担当ばっかりで面白くないって言われていたけれど、冠番組TVerアワード特別賞を受賞した。

生歌はそんなにって言われていたけれど、こんなに素敵な生歌でシンデレラガールのフルバージョンを披露してくれた。

一部メンバー以外はダンスそこまでだなって言われていたけれど、ichibanではその技術で圧倒的再生回数を叩き出した。

全部全部彼らが頑張ってきた5年間の結晶だと思うと、泣かずにはいられなかった。

 

King&Princeの楽曲は、令和の価値観にすごくマッチして作られているなと感じることが多い。

後ろを振り返るより、前を向いて生きた方が楽しい。

忙しなく過ぎる日々だけど、人生一度きりなんだからもっと楽に生きたって良いしやりたいこと全部やって良いんだな、って何度も何度も元気を貰った。

楽曲だけじゃなく彼らだってそう。

何歳でもどんな立場でも、何だって挑戦して良いんだな、ってのを彼ら自身が証明してくれた。

もっと楽にいきましょう
笑って 泣いて
気の向くままに 歩いてゆこう
どの瞬間もまるっと抱いて
生きる自分を褒めてあげたい
Love Love Love Love
踊るように人生を

 

Venue101で披露されたBeautiful Flowerは、5人での最後のパフォーマンスになった。

感極まって歌えなくなっちゃう紫耀くんを囲む4人。

涙を流しながらもニッコニコで歌い切った海ちゃん。

いつもと変わらずスンッとしてるけどどこか表情豊かで力がこもって見える廉くん。

一切表情を崩さず、最後まで舞台の上のアイドルだったジンくん。

最後の最後で泣いちゃって歌えなかった岸くん。

「泣くかと思った~危なかったね~」ってちょけるところまでKing&Princeで。

彼らの最後のパフォーマンスがこの曲で良かった。

君の笑顔に

君の涙に

何度も何度も

救われたよ

ありがとう

 

 

紫耀くん 岸くん ジンくん

アイドルの魔法が溶けるまであと数時間。

明日からは普通の人に戻るのかもしれないし、引き続き芸能界で活躍するのかもしれないし、海外なんか行ってずば抜けた進化を遂げるのかもしれない。

勿論寂しいけれど、どんな未来が待っているのかワクワクしながら、さらなる活躍を祈っています。

 

廉くん 海ちゃん

"ジャニーズのKing&Prince"を守ってくれて本当に本当にありがとうございます。

貴方達に向けられる声が、暖かく柔らかいものでありますように。

これからも応援させてください。

 

たくさんの思い出をありがとうございました。

いつになっても幾つになっても、ずっと大好きです。

 

 

2023.05.22💐

弱小軽音サークル出身の人間がなにわ男子の「初心LOVE」を考察してみた

こんばんは。DDです。

 

本日、なにわ男子のデビュー曲「初心LOVE」のMVが公開されました。

 


www.youtube.com

 

先日、Mステで初めてフルVerを聴いたのですが、一瞬で虜になりました。

 

 

「何がどうなっていてあんなに凄いのか?」何度も何度も聞いて考察してみたので、備忘録的にまとめておこうと思います。

 

 

 

考察してみた

 

もっとあんな恋がしたくて こんなはずじゃなくて
ハジメテは全部キミだけ 一歩ずつ叶えよう
My First Lover…

 

キーはE♭。

西畑くん→流星くん→みっちーの順に、サビのメロディーから始まります。

 

「サビから始まる」という構成は、最近のJ-POPにおいては定番と言っても過言ではないでしょう。

サブスクでたくさんの音楽を聴けるようになった現代、少しでもリスナーを「おっ」て思わせて、飛ばさず長く聴いてもらうための手法らしいです。最近全部これやん。

 

 

キラッキラのイントロを挟んで、ここで1回転調します。キーはG♭。

 

 

心がざわめく はじまりの予感!?
あの子が気になって 気づけなかったんだ
君の瞳の行く先が 僕だってことを (いじわる…すれ違い)

 

音数めちゃくちゃ少ないです。主に目立ってるのはピアノとバスドラといったところでしょうか。

「はじまりの予感」って感じがしますね。ここから何か起こるであろうことを想像させてくれます。

 

 

本音を知りたいのは 僕も同じです
何度も見返すタイムライン 恥ずかしいほどホットライン
Ah 誰かにみられたらどうしよう… (こうしよう…ああしよう)

 

テンポ感は同じだけど楽器が増えることによって、物語の展開が「はじまり」から少し進んだことが分かります。

「何度も見返すタイムライン 恥ずかしいほどホットライン」の三連符、良いですね~

 

 

自分ばっかりで もうバカみたいだ
そのくせ目が合えば 夢みたいだ

 

ここでドラム消えるんですよね。

ドラムが消える=軸が消える、っていう気がしていて、「バカみたい」なぐちゃぐちゃした気持ちとか、「夢みたい」でふわふわした気持ちとかを表しているんじゃないかなと思いました。

ここのアコギが主軸になる感じ、めっちゃ好きです(個人の感想)。

 

 

ハートの傘に二人並んだ

 

ここでドラムが帰ってきて、音が増えて段々盛り上がってきますね。

「ハートの傘に二人並ん」で、主人公のドキドキが増していくのが伝わります。

 

うそでしょ… 運命(キセキ)は待ってたんだ

 

ここで楽器がほぼ全部消えます。

天才か?

「うそでしょ…」と、まるで自分と相手しかいない空間が見えているようです。聞いていて、私は曲同様頭が真っ白になりました。

 

 

そしてここから転調。E♭に戻ります。

 

 

もっとあんな恋がしたくて こんなはずじゃなくて
シュンとなってキュンとなって 初心(うぶ)だね
磁石みたいにまたくっついて離れて OMG OMG
恋は暇じゃないさ

 

ベル、ストリングス、ピアノ、キラキラの三連単です。フルコンボだドン。

「くっついて離れて」のところ、少し外したコードとメロが特徴的ですね。現代っぽい。

「OMG OMG」の三連符も良いですね。

 

 

ここからガラっと雰囲気が変わります。

 

 

何から伝えて… (どうにかなりたい?)
神様お手上げ (どうにもならない?)

 

ここで突然SMAPみたいになりますね(言い方)

一気にリズムが変わって、ファンクっぽくなります。

跳ねた感じのリズムになってるんですよね。難しい言葉で言うとバウンスビートってやつです。

根本的にリズムが変わるのもそうなんですが、楽器の音色が変わるのも大きな要因かなと思います。シンセサイザーっぽい音が入るのと、ベースの音の変化が特に分かりやすい。

 

 

たった一言で 世界は変わるのさ

 

不思議なことに、ここから段々元のキラキラな曲調に戻っていくんですよね。

どうやって戻ってんねんと思ってよく聴いたら、リズムは変わってないけど西畑くんの歌メロが音符長め(=リズムの跳ねた感じに関わらないように作られている)から、跳ねた感が薄まったように聴こえる+ストリングスを始めとした元のキラキラ楽器が戻ってくる、この2つの要素があって徐々に”戻って”聴こえるのかな、なんて思いました。

後続のキラキラした曲調に馴染むようにしてだんだん戻って行く。驚きました。

 

 

ここから完全に元の曲調に戻ります。

 

 

ずっと離れたくなくて でもやっぱ言えなくて
ハッとなってギュとなって

 

THE落ちサビ。ピアノが主体です。

 

ちなみにMVを見た際、ここの目合わせて逸らしてくる長尾くんがヤバすぎて、通勤電車で人権失いそうになりました。

 

 

君の言葉ひとつで 僕の心ざわめくんだ そうさ

 

盛り上がっていきます。

MVで言うとライトがパッパッパッって3つ点灯していくところですね。

 

 

ねぇ、今もだよ

 

ッハーーーーーー(語彙力)

道枝担が生きて帰ってきているのか気になります。ブログの趣旨が変わってきとるんよ。

 

1番サビ前の「うそでしょ…」はウィンドチャイムのような音がうっすらありましたが、ここは完全に無音です。みっちー引き立ちまくっています。

 

 

何かが弾けるような音がしてラスサビに行きます。

キーはE。

 

 

あんな恋がしたくて こんなはずじゃなくて
ハジメテは全部キミだけ
磁石みたいにまたくっついて離れて OMG OMG
恋は暇じゃないさ

 

個人的に、ラスサビでベースが動くっていう展開が大好物なんですよね〜〜〜

転調に加えて、他の楽器は同じ感じで鳴ってるのにベースが動くことで盛り上がりが増すのがすごく好きです。

 

 

Lalalalattta Lalalalattta
出会ってしまった 君は太陽

 

大橋くんのフェイク、天下一品ですね。切り込み隊長って感じがします。

そしてこんな終盤に来てまだ曲調変えてくるのか…リズム感が良いですね。

 

君は太陽」の振り付け、威嚇するレッサーパンダみたいで超可愛いと思います。めっちゃ褒めてます。

 

 

Lalalalattta Lalalalattta
こうしよう二人は めげないロミジュリ

 

めげないロミジュリって何?

大学の授業で英文学を扱っていたから、本家のストーリーはよく知っているはずなのに、余裕で意味が分かりませんでした。最後の最後に大トンチキ入ってきてめちゃくちゃワロタ。これがジャニーズか。最後まで気を抜けませんでしたね。

 

 

 

「初心LOVE」は「ダイヤモンドスマイル」を超えたのか?

 

「なにわ男子がデビューする」

 

この情報が流れた時、Twitterのタイムラインでよく見かけたのが、

「ダイヤモンドスマイルを超えるデビュー曲、めっちゃハードル上がっちゃうね」

こういった内容でした。

 


www.youtube.com

 

そこを優に超えてきたのがJazzin' parkのお二方ですね。

「ダイヤモンドスマイル」も、King & Princeの「koi-wazurai」や「恋降る月夜に君想ふ」も同じチームなのですが、ジャニーズのキラキラ楽曲においては右に出る人いないんじゃないかと思っています(※個人の感想です)

 

ただキラキラなだけじゃない。

各セクションごとにコロコロ雰囲気を変えて、ジャニーズ的なトンチキ要素も散りばめて、最後までリスナーを飽きさせない。

まさに、ただの王道アイドルではなく笑いやクールな一面も持ち合わせている、今の彼らにふさわしい楽曲になったのではないか、というのが率直な感想です。

 

「なにわ男子のデビュー曲がこの曲で良かった」

「こんな曲貰えて羨ましい」

自担・他担共に、こう言われるに値する楽曲なんじゃないかと思います。

 

同じキラキラ王道アイドルと言われているキンプリ担なので、勿論若干不安ではあるのですが

 

 

CDが発売されたら、真っ先にCDの良い音質を良いイヤホンで聴きたい。

11月12日まであと1ヶ月を切りましたね!とっても楽しみです!